木精に感謝するということ

Appreciate for Spirit of the "TAMA"

山は命の宝庫です。木々や動物など目に見える生き物の命ももちろんですが、
菌類や土中のバクテリアなど「ちいさきもの」たちの命の営みにも思いを致すとき、
豊饒な山のイメージが新たに浮かんできます。
山は、無数の命が循環している世界です。その命の集積として、木の中には木精=生命エネルギーが満ち溢れています。木々は土中に溶け込んだ命のエネルギーや、燦々と降り注ぐ太陽の恵みを集積して、その体を作っています。改めて木と面と向かうとき、木は、木精を私たち人間にも分け与えてくれる「橋渡し」に見えてきます。けっして単なる「材料」という「もの」ではありません。
木は、たとえ材木という形になって、家の骨組みや床の板や毎日使う家具に姿を変えても、その中に息づく木精は残すことができる。その木精のエネルギーを感じながら生活することができるのです。
日本列島に住む昔の人は、それをよく知っていました。そのことを「感謝」という生活態度でいつも表現をする。私たち丸平木材も、日々の営みの中にいつもそのことを位置付けていたいと考えています。
製材所が、木精(山の生命エネルギー)に感謝して、木精の命をつなぐ加工をして、大工さんや職人さんが、そのことを引き継いでくれる、そして人々が日々のくらしの中で木精を感じて元気になれること。
その気持ちが山に帰ってきて、また山を元気にする。そのキーワードはやはり「感謝」です。
今、昔の人がシンプルに信じてきたそのような営みの連続を、エコロジーとか循環型社会というむずかしい言葉で言い直していますが、その根本は「木精に感謝する」ということから始まるのだと、私たちは考えています。

丸平木材再始動フッター